후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
うえすぎけんしん
上杉謙信
吉川 英治
吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면
釘付け
下野はいよいよ恐懼して身をちぢめた。四、五十名の一小隊をあずかる侍頭に過ぎない身分を顧みて、思案に余るものらしく見えた。
「おうけせい」
主君のゆるしに、ほっと、面を上げると、下野は、こういった。
「何の功もありませぬに、身に余るお盃は、おそらく祖先の功を思召されてかと存ぜられます。てまえ一個がいただいておくには過分。お盃ぐるみ頂戴して、ほかの五、六名の衆にも頒け、帰国ののちは、春日山城にあるほかの衆にもいただかせたく存じます。……願わくばどうか、そのお盃ぐるみてまえに」
「よろしかろう」
前嗣は、自身の懐紙を取り出して、盃を包み、あらためて下野にそれを授けた。
釘付け
整備はととのった。上毛、房総の兵をあわせた管領軍は、謙信の指揮のもとに、北条氏康の罪を鳴らして、
「降伏か、滅亡か」
を、小田原の城下に迫った。
その年、三月から四月にわたっての、攻防戦はつづけられた。花も散って、春は徂こうとしていた。
陣中の客、近衛前嗣は、
「一日も早く、宇内に大志を展べられるよう、陰ながら祈っています。四民のために」
と、ここで別れて都へ帰って行った。
合戦の際であったが、謙信は足柄境までこれを見送って、