일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

白珠一万三千露

た。

白珠一万三千露

長陣となると、倦み易い。

敵には強い兵も、退屈と闘うことは容易ではない。

倦み――飽く。

この惰気からわく霧のような心中の敵は、ともすれば不平をささやき怯みを誘い、仲間同士のあらを挙げては不和を醸し、また、郷愁を覚えさすなど――あらゆる煩悩の弱点を衝いて、鉄壁の士気を潰乱しに蒐って来る。

一日とて長い長い戦場だ。それを二十日も一月も対陣のまま、じっと息をこらしている兵は、外には戦っていないが、実は箇々の心の内面に、戦い以上の闘いをしている。

――己れに勝つ!

これへの闘いである。これはまた外の敵に打勝つよりも難しくて、より以上の烈しい気力を要するものであり、長陣となればなるほど濃くなって来る日々の声なき苦闘であった。

だが。

ふしぎにも、この妻女山の兵には、そんな沈澱は見えなかった。

日々、爽やかな秋が送られている。雨の日とて、霧の日とて、じっと一万三千余人の心が、ひとつ塊りになったまま、蕭条たる中に、煙っていた。これを、不動の体というか、朝霧の陽に霽れあがるときなどは、全軍ひとつの精神から湯気が立ちのぼっているように見られた。