후리가나로 읽는 일본 고전
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うえすぎけんしん
上杉謙信
吉川 英治
吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면
勘介入道の事
曾ての、どんな乱軍にも、崩れた例がないといわれている甲軍中の鉄壁、牛久保衆までが、その隊形を失って、思い思いに死闘している様を見ては、甲軍の者すべて、
「今は、これまでか」
と、味方の総敗軍を観念せずにいられなかった。
牛久保衆というのは、三州牛久保の産、山本道鬼入道を初め、大仏庄左衛門、諫早五郎など、すべて同郷の勇将猛卒で組織されている真っ黒な一隊だった。笠も兜も具足も旗も悉く黒ずくめで、
「ここの崩れるときは甲軍全滅のときだ」
とは、常にその牛久保者が豪語していたところである。
きょうは、遂に、その日か。
牛久保隊も支離滅裂の状態に駆け散らされ、しかも目撃した者もないが、首将山本勘介も、乱軍のなかに、討死していた。
越後方の戦後の軍功調べによれば、山本入道を討った者は、柿崎和泉守の家来、萩田与三兵衛、吉田喜四郎、河田郡兵衛、坂乃木磯八の四人掛りで仕止めたものとなっている。
そして場所は――字東福寺の沼木明神の傍らとなっており、またその首を洗った所は、八幡原の内の水沢といわれているが、そこで洗った法師首は一個だけでなく、実は三人分の首を洗い、そのうちの一つが似ているというところから、山本入道の首級と届け出されたものである為、上杉家の内でも、後には、