후리가나로 읽는 일본 고전
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うえすぎけんしん
上杉謙信
吉川 英治
吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면
しかもその難行の道は、生きてはふたたび帰るまい――とみな誓っている道だった。
行軍は、先鋒隊の前に、放ち物見、大物見を先に、四段に備え立て、中軍をまん中に、鉄砲隊、弓隊、槍隊、武者隊とつづき、兵糧、軍需の物を積んでゆく荷駄隊は、最後方から汗をふりしぼってそれに従いて行った。
「ふた手に分れよう」
富倉峠の手前まで来ると、主将謙信はそういって、前後の幕将を見まわした。
長尾遠江守――中条越前守――柿崎和泉守――甘糟近江守――宇佐美駿河守――和田喜兵衛――石川備後――村上左衛門尉義清――毛利上総介――鬼小島弥太郎――阿部掃部――直江大和守――鮎川摂津守――高梨政頼――新発田尾張守、同じく因幡守治長の兄弟など、いわゆる智将、猛将は、雲集していた。
「誰と。誰と。誰は――」
と、謙信はいちいち名ざして、部将を分け、軍を二分した。そして、
「一軍は、野尻を越えて、善光寺へ出でよ。一軍は謙信みずから率いて、富倉峠をこえ、千曲の畔へ出るであろう」
と、告げた。更に、
「いずれから行くも、落会う先は、犀、千曲の流水れを遠からず、川中島のあたりと知れ。十六日の夕までには、謙信はかならずそこに着陣せん。