후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
それもまた、忌々しいものの一つだった。植田良平は、ただ暗い顔をして黙々と戸板の後に尾いてゆく人々へ、
「各※(二の字点、1-2-22)、先へ行って、あいつらを追っ払ってくれ。若先生のこのすがたを、弥次馬どもの見世物に曝して歩けるか」
「よしっ」
鬱憤のやり場をそこに見つけたように、門下達のおおかたの人数が、血相を向けて駈け出したので、敏感な群衆は、蝗が散るように、埃を上げて逃げ出した。
「民八」
と良平はまた、主人の戸板のそばに付いて泣きながら歩いている奉公人の民八をつかまえて、
「ちょっと、こっちへ来い」
と、彼へも鬱憤を向けて、咎めるように問い糺した。
「な、なんですか」
民八は、植田良平の恐い眼を見て、歯の根のあわない声を出した。
「貴様は、四条の道場を出る時から、若先生のお供をして出たのか」
「はい、さ、さようでございます」
「若先生は、どこで身支度をなさったのだ」
「この、蓮台寺野へ、来てからでございました」
「我々が乳牛院の原で、お待ちうけしていることを、若先生には、ご存じないはずはないのに、どうして、いきなりここへ真直に来てしまったのか」
「手前には、なぜだか、一向にわかりません」