후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
言葉はこのようにも僅かな歳月の間に、学問の影響を受けてその意味を変化し、次第に昔の人の感覚を疎遠にするものであった。
『古今』や『六帖』の恋の歌を今読んでみると、十に一つは求婚の歌があり、またその半数ほどが別れて後の会釈の歌であるが、その他の大部分はことごとく是、すでに契約した者の詠歎である。男女がたちまちに一つの軒の下にいるようになった今日では、そんな下らぬことができるかというような文芸ではあるが、古人は夜のみ通うて若き日をすごしていたために、時々はかような名歌ができただけで、言わばこれらの文学は、日本の婚姻制度の産物に過ぎないのである。中世縁組が遠い土地の間に行われ、それにまた里方の事情も変って、次第に嫁移りの期日が早くなると、みそか男でもなくてはこんな消息の必要は無くなり、恋歌はけしからぬ不行儀のものになったのだが、なお一方には是を題詠として、単に文辞の綾ばかりで空々しいことをいう風が、いつまでも流行していたのはおかしいことだと思う。吉田兼好を色法師と謂うのは冤罪だそうなが、とにかく平生の練習があればこそ代作も頼まれるので、現に同じ時代の頓阿の集などを見ると、逢恋別恋の題詠が幾らでもある。