일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

四

面白いことにはその歌の半数以上が、嶺を隔てた長久保の新町あたりで、妓女の歌っていた都々逸の文句であった。村の娘どもが真似てそのようなものを歌うようだったら、当然にその心意気も変ってきたであろう。黙ってそれを聴いていたにしても、やっぱり風儀は悪くならずにいなかったろう。いずれにしたところで彼らみずからの情と才藻とは、見いだされまた選択せられる折を失ってしまったのである。いわゆる仇し契りの結ばれやすかったのも止むを得ない。ただ幸いにしてそういう状態は、日本では遅く始まりまた早く過ぎ去った。そうしてこの次にはいかなる目標によって、互いの心を試みるのがよいかを、今はまだ決し兼ねているのである。民間文芸の年久しく埋もれていた用法を、改めて考察する必要は他の方面でも認められるが、なかでも婚姻は民族を挙って、均しく思い悩まねばならぬ問題であるが故に、特に丁寧に是と彼との交渉の跡を尋ね究めなければならぬのである。是を閑人の所行のごとく看られることは、私は構わないが世の中のために望ましくない。

四

歌が男女の仲らいを和らげるものであったことは、『古今集』の序においてもすでに断定せられている。