일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

四

独り俚俗の友であった俳諧の記録だけが、偶然にこれを我々には語っているのであった。

四

例は幾らもあろうが私はここに山伏のことを考えてみる。明治の新たなる政策で修験の立派は否認せられ、彼らの一半は法を慕うて忍耐して僧となり、他の一部分は御社の威徳を忘れかね、還俗して平の神職に編入せられた。関東・奥羽の田舎には、堂を抱えたままで農民になり切った者も少なくはなかったのである。是がただ職業の消滅によって、事もなく社会の他の組織に、融合しまた同化してしまうには年処を要したはずである。山伏は血縁をもって相続した故に、彼らの伝統の記憶は濃厚であり、その数もまたなかなか多かった。現にその気風はよきにつけ悪きにつけ、今も片隅には遺っている。過去を顧みて現在を解説しようとする者が、この失われたる事実を詳かにすべきは当然である。しかも私などは僅かにケムペルの『江戸参府紀行』によって、東国の下級修験等の常の日の生活を知り、さらに溯っては能の狂言の何山伏の数篇を見て、辛うじてこの徒の社会上の地位を察するのみである。ところがこの俳諧の連句においては、表六句を除いては何度でも彼らの生活に触れてみようとしている。