후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
三
国民服をきめたいという志はよいが、それにはよっぽど長持のする飽きない材料を選ばないと、揃いの快さを味わうのは一年にたった二度か三度で、常の日の人のなりふりは、それだけまた乱雑さを加えることに帰着するだろう。
三
我々が晴着を着なければならぬ機会は、現代に入って勿論非常に増している。しかし以前とても正月とか祝儀とかの、きちんと坐っていればよい場合のほかに、別に活動する晴着というものが幾らもあったのである。たとえば祭礼の日にも宿老たちだけは、羽織袴で扇子をもってあるくが、神輿を舁ぐ若い衆は派手な襦袢に新しい手拭鉢巻、それが定まった晴着であった。近年制定せられた礼服なるものには、こういう晴衣はまったく認められていない。燕尾服ないしは裃という式作法は、最初から多数の参加断念者を予期していたのである。是が無益の垣根となり、また忍び難い拘束と感ぜられるのは結構なことである。だから将来の国民服を考えている人たちは、仮に式服礼服に重きをおこうとも、または日常の衣裳を主としようとも、いずれにしても双方をできるだけ近いものにすることを企てなければならぬ。そうして一方はたまたまの用であり、他の一方は毎日の利不利に関するので、いかに工夫をしてみたところが、今のような礼服のおふるでは山にも行けず、また甲斐々々しく田植をすることもでき