후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
一三
それからなお一段と遠方の売買には、高野聖という旅僧が参与した時代もあった。高野聖は一名を呉服聖とも謂い、江戸の呉服町などはこの呉服聖が開いたと、『慶長見聞集』という書には出ている。とにかくに町は男がこしらえ、女はそこへ出てくるともう是という用が無くなっていたので、何か不幸な女でないと内職はしなかった。
一三
独り外部と交渉ある生産事業のみと言わず、家の中の直接消費に供する生産についても、女の役目は減る一方であった。たとえば舂女はもと籾から米にする作業にまで関与しておった。三本の手杵で調子を取り唄を歌って、儀式の日の米を精げ、それをさらに小搗いて粉にはたくのも、彼女らの手わざであった。穀粉の方は後に石臼を挽くようになっても、なお女性の労働であったけれども、米搗きは杵が大きな横杵に変ると、水車以前からすでに男に任せきりになって、その臼唄だけが「つく」という動作の関係から、小娘の手毬唄なんかになってまだ残っている。食物の家でととのえるものは、飯以外にも数かぎりなく多く、是にこそ刀自の口伝と工夫とが光を放っていたのであった。ゴールドスミスの「荒村行」の詩にも見えているように、旧家には独得のおいしい漬物類が、評判となって伝わっていた。