후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
七
この際にあってその不幸な後家たちを泣かしめざらんとするには、何かまた別様の条件が伴のうていなければならなかったことは、今日からでもおおよそ推測することができるのである。
七
近世大小の諸藩においては、競うて孝義伝という種類の書物を公刊して、表彰せられたる節婦孝子の篤行を伝えようとしているが、これを読んでみてもただちに感じられるのは、後家暮しの立てにくかったこと、殊に水田地方の農業において、それが至難であったということである。いくら男勝りの寡婦だと言っても、到底女の手に合わぬ力わざが米作には多かった。その中でも牛馬を飼って代起しや整地をする処では、女性が稲を栽培するということは、ほとんと断念すべき荒仕事であった。そこで一門に確かな者があり、または村の長老が慈悲深い者ならば、ようやくのことで僅かの畠などを作らせてもらい、その他は日傭とか手伝とかの収入をもって生計を補充し、よく貞操を守って子どもの一人役になるまで、持田を失わずに取りつづくことを得たのであるが、それには何よりも村の普通の農場に、こうした女の中途半端な労力を外部に求める必要があるか否かが先決問題であった。