일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

二

第三には仕事から帰って、うちにいる時に着ている着物。それだからバンギ(肥前平島)と謂ったり、ヨサイギモン(下甑島)と謂ったり、ヨウマアサマ(伊豆新島)と謂ったりする。東京近くではアヒダキモノ、またアハヒノキモノ(富士郡)、信州越後ではマンバとも謂う。マンバもアヒダも同じことで、働かぬ時という意味だ。九州の島々、壱岐・対馬・天草などではケギという。ケギのケは不断着のフダンも同じで、晴着のハレに対する古い言葉である。だからたった一枚しか無い着物を、「ケにもハレにも是っきり」というのである。

二

今晩は時間が少ないから、この三つのうちの、働く着物の話だけをする。仕事着を東北地方や北陸地方では、デタチまたはデダチという。腹掛だけをヅタツと謂ったり(北飛騨から能登)、袴だけをデンタツという処もあるが(秋田県)、元来は「出立ち」だから、仕事着の全体を一括していうのが正しいのである。我々のデタチすなわち仕事着は、この頃の洋服も同じように、上と下との二つに分かれている。ただ洋服とちがうのは、上衣をさきに着て、下の袴を後からその上へはくだけで、その上衣はできるだけ短くした。