후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
三
しかもそのために費した自分たちの労力は無代と評価してあるから安いのである。内職に生活している裏店の女房などにこれを教えようとしたら、「馬鹿にしているよ」の一言をもって拒絶せられること受合のものである。もうそんな生活改善もあるまいとは思うが、稀にはまだややこれに近い松下禅尼式、ないしは青砥藤綱式ともいうべき心掛が賞讃せられるために、道は行われず、社会改良には信用が無く、細心柔情の人がこの世に充ちておりながら、国はなおいつまでも悩まなければならぬのである。
三
わかりきったことだが、道を行わんとすればまず大いに学問をせねばならぬ。未来のために画策しようとする者は、殊に今までの経過を考えてみる必要があるのである。我々が女性を煩わして、学び且つ考えてもらわねばならぬことは、時とともにますます多くなって来ている。男たちはつい近い頃まで、僅かな同部落の者のみを友とし、多数の異部落と闘わなければならなかった。いわゆる「人を見たら泥棒」と思わなければならなかった。彼らの同情なるものは、よほどの勉強をもってようやく修養し得べき道徳であった。これに反して女は生まれながらにして多量にこれを持っている。