후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
四
は是をタフというようであった。肥後の五箇庄と並んで、山中の隠れ里として有名であった阿波の祖谷山などは、小民の家はみな竹の簀の子で、あの頃はまだ夏冬を通して、このタフを着て住んでいるという話であった。タフは「太布」と書く人もあるが、実は今日まだ正確に宛つべき漢字が知られていない。だが自分だけはおそらく栲衾の栲であろうと思っている。タクは昔の言葉では麻でない別の衣料であった。植物の皮の繊維から作ることは麻と同じでも、栲は他の一つの木の種類であったと思う。弘化年間に出来た『駿河国新風土記』には、府中すなわち今の静岡市の物産の中に栲布というものがあって、是は「安倍山中にて織出し、楮の皮を以て糸として織るものなり、又藤を以て織るものもあり」と書いてある。右の栲布が果してタクと訓んだか、または爰でもタフと謂っていたかは確かでないが、少なくとも木綿および麻の以外に、繊維をもって衣服を織る例が、この頃この辺にもあったことだけは是で明らかである。
四
藤蔓の皮で布を織って常服とすることは、山村一般の生活技術であった。その二三の例を挙げるならば、同じ駿河国の志太郡東川根村大字梅地あたりでは、藤布を織って木綿古着の上に着るということが、『駿河志料』