후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
二
たのではないかという問題が、ふとした遊歴文人の一句から、我々に提供せられたのである。
二
是を考えてみる前に、まず芭蕉翁がこの曾良の句に対して、いかに応接しているかを注意する必要があると思う。自分が解釈しているところでは、落書は遊女などのすべきものでないから、是を残したのは前に来てとまった男のわざである。そうしてまたみずから名を署するは落書でなく、よその男の名を書くということも普通でないから、この「恋しき君」は遊女のことである。キミとも上とも彼らを呼んだのは、常の日に化粧し色ある衣を着ることが、民間では甚だ目に立ったからであろう。とにかく次の北枝の附句では、是を上流の未亡人などの、夫におくれて無常を観ずる者に取っているから、前句の表現はかえって一応は女の名と解せられたものと見られる。従うてこの附味は、ニホヒとかウツリとかいうものに該当するのであろう。曾良は現前に遊女の田舎わたらいをしてあるくのを胸に描いたのであるが、すでに打越にはその背景を叙した後だから、今度はそういう事が頻々あるという、概括的事実としてこれを味わってみたものかと思う。歌を分作する気持の二句連歌には無いことだが、是などは両者の間に時の経過がある。