후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
五
いわゆる神気の副うた女人は、昔も今も常に饒舌で、またしばしば身の恥は省みずに、自分しか知らなかったような神秘なる真実を説こうとしている。それを神々が多数の俗衆に聴かせんがために、とくに或る一個の清く美しい者を選んで狂わしめられるのだとも、昔の人たちには考えられたのである。故にこの一つの宗教的動機ともいうべくものが、将来もうすこし明らかに判ってくるならば、歌と物語とが単なる初期の業体であったというに止らず、さらに遊女をしてかくのごとく、弘く国内を漂泊せしむるに至った、元の力であると言い得ることになろうも知れぬ。少なくとも今一つの人に賤しまるる職分のごときは、是に比べるとずっと小さな偶然だったと、認め得る時が来ようかと思う。
五
話を簡単に切り上げるために、私は最後の一例を引用する。沖縄では遊女をズリと謂い、尾類などという字を宛てているが、語の起こりはまだ確かには知られていない。那覇の市街の片端を三カ所まで区画して、彼らを集め住ましめたのは近世のことで、それも政策の強制するところであったらしい。そうすると以前は各地に散在していたはずであるが、その生活ぶりは記録にはまだ見当らない。