후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
寡婦と農業
一
遊女はやや老いて人もすさめなくなると、いよいよ歌謡と酒との昂奮を借りて、男女たがいの心の隈々を探りあい、求め難い安住の機会を把えようと努める。心なき者が淡々しく外から眺めても、是にはたしかに見馴れない人生の情景がある。ましてや一たび酔うて今は醒めているという類の旅人であったならば、深い詠歎なしには看て過ぐることができなかったろう。是も私たちの読むたびに心を動かされる連句に、「熱田三歌仙」の次のような一聯がある。
芸者をとむる名月の関 桐葉
おもしろの遊女の秋の夜すがらや 翁
ともし火風をしのぶ紅粉皿 叩端
是などもまた確かに群れて旅行く女たちの生活であって、静かにその歌の声に聴き入った人々の背後には、秋の夜明けの白々とした東雲が、もううそ寒く近よって来ている感じがする。こういう人生の片隅の寂しさをも、見落さなかったのがわが翁の俳諧であった。恋は畢竟するにその巷の辻に彷徨する者だけに、談らしめておいてもよいような、小さなまた簡単な問題ではなかったのである。
寡婦と農業
一
村の生活には、いまだ説明せられない幾つかの問題が残っている。