후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
一一
それから終りにもう一つ、是は『七部集』の中の著名な句であるが、
あと無かりける金二万両
いとほしき子を他人とも名づけたり
やけどなほして見しつらき哉
という其角と越人の両吟は、親がまじないのためにわが子に他人という名を付ける風習を咏じたもので、この俗信は今でもまだ地方には痕を留め、現に名士の中にも他人とか他人次郎などという名の人があった。外吉・外男などというのも同じ動機からかと思われる。我々が今日元禄の俳諧を読んで、難解としている部分の多くは、むしろいろいろの興味多き前代生活の、普通の記録には凡俗として省みなかったものを保存しているので、しかも至って僅かなる注意と比較とによって、単に事実を明らかにし得るだけでなく、同情ある同時代人のこれに対して抱いていた感覚を、窺うことができるのである。古文芸は後代の国民のために、無意識ながらも是だけの活きた史料を提供しているのである。文化の討究に志ある者が、迎えてこれを利用しようとしなかったのは誤っている。
一一
勿論些々たる断片の珍奇を拾い上げて、やれビイドロの薬酒があったの、豚の寝姿をよんだ句があるのと、随筆風の博識をふりまわすべき時代ではない。