후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
中世の武人の用いたというすばらしい大きな兜だの、引きずるような長い鎧を見ると、どうやら今よりもずっと体格のすぐれた人が、彼らの中には多かったらしく思われる。とにかく腕力と膂力とだけは十分な記録があり、また記録外の証跡も残っている。村の青年たちが休日の慰みに、担いで力を試した力石、北陸地方でバンブチとも番持ち石ともいうものには、驚くほど大きなのがあって、今ではさし上げ得る者も次第に少なくなっている。是らは近い頃の事だから尋ねたら多分すぐに判る。すなわち以前の方が力の強い者が多かったのである。老人たちが二言目にはよく言う昔の人の元気と勇気、それは多くの場合にはこの腕力の自信であった。もう一つ以前には力は信仰であった。神に祷って授けられると信じ、また親から子孫に伝わるのも神意と考え、力の筋は女に伝わってよその家に行ってしまうとも言っていた。それから眼力と謂って遠目の利くこと、じっと物を見つめて相手をへこませる力、こういう点にも元は傑出した人が多かったが、細かな書物の字を読むようになって、その力はたちまち衰えて、都会の青年は半分は眼鏡を掛けている。早足と食溜めなども昔の人の長処であった。