후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
というわけは昔は一家族が今よりもはるかに大きく、女も男も一生働いても、すべてが主人となり主婦となり得るとも定まっていなかったからである。そうしてその刀自の役目というものは、事によると今日の良妻賢母よりも重かったかも知れぬ。私はそれをごく普通の日本人の家について、考えてみようとするのであるが、その前に言って置きたいことは、それと嫁、すなわちオカタ候補者の堺目が追々とぼんやりして来たことである。是はまったく一般の経済事情に伴なう婚姻制の変化、具体的に言うならば、今日行われている嫁入風習の普及に基づくようである。今日の嫁入というのは、婚姻が成立つや否や、先方の家にちゃんと現在のオカタが君臨しているにもかかわらず、すぐに嫁女を送りつけてしまう形式である。その結果としては、妻ではあるが刀自でない者、オカタとは謂わずにアネサマまたはアネエなどと呼ばなければならぬ家族の一員を、生じたことになるのである。むしろ平凡をきわめたる近代の家庭悲劇は、ことごとく是から起こった。権力の争奪は新しい道徳律を設けて、これを予防しなければならなかったのみでなく、一般に女性の気質の上にも、昔は無かった或るものを附加えることになった。