후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
青年の男子だけは別として、男も少年のうちは主婦に用を言いつけられる。また主人が男衆に命令をするにも、常に細君からの注文は容れられる。女はなおさらのことで、嫁でも娘でも雇い女でも、これを機嫌よく働かせるのはみなこの分配の手加減一つであった。「居候三ばい目にはそつと出し」などという狂句は、江戸近世のものであるが、働いてくれる者に対しては、是が女房の気前気性の現われるところで、この権能を最も巧妙に利用する家刀自が、実際は家を明朗にし、また繁栄に導いていた。彼らがその研究に全力を傾け、また自分自分の発明なり流儀なりのあったことは想像に難くない。
だから来年は相続させるという年ばえの嫁女にも、断じてこの権能は代行せしめなかったのである。奥州などは村が遠くて、家と田畠との間の七八町もあるところは普通である。それを日ざしを見ていて午飯の刻限近しと見るや、飛んで帰ってきて飯焚きの支度をしたのは主婦である。ケシネビツすなわち糧米櫃の中に桝が入っている。それを手に取ることは他の女にはさせぬようにした。この桝はしばしば古椀などを代用しているが、一ぱいというのはおおよそ二合五勺、西の方の国では是を「ゴ一つ」