후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
六
だから女の働く風は、いずれの国でも大体昔から定まって変らなかったのである。それが芝居を見ると十二単衣を着て薙刀を使ってみたり、花櫛を挿して道行きをしたり、夏でもぼてぼてとした襟裾を重ねた上が出て来るが、それはまったく芝居だからである。現実の生活は今少しく簡素にして且つ自由なものであった。この夏の暑い湿気の多い国で、そんな事をして生きて働かれよう道理が無い。国土の自然と調和すればこそ、永い歳月を経て定まった衣と裳との形があることをも考えず、何でも見れば真似をして、上から上からと色々の余分のものを取り重ね、羽織だコートだ合羽だ塵よけだと、だんだんに包みに包んで今のような複雑きわまる衣裳国にしてしまった。一度はその反動からでも裸に近い洋服になってみようという運動の、起こるのはまったく止むを得ない。だから今日の様になって来た心理過程にも、十分の同情を払って見なければならぬが、それよりもなお一つ前に、まずこの国の女性の本の姿というものを、見いだしておくことが必要である。そんなことまでも男の人に任せておいてはいけない。
六
食物の変遷などにも、省みられなかった大切な見落しがある。