후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
ハイドンは、この交響曲の第二楽章の眠りを誘うアンダンテの途中で、いきなりドカンと全管弦のフォルテで聴衆の眠りを驚かして喜んだのであると伝えられる。今日の常識から見れば、決して驚くほどの変化ではないが、たまたまもって十八世紀末のイギリスの宮廷の長閑な空気が偲ばれて面白い。
二度目のロンドン行のとき、サロモンから得た二つの聖譚曲の歌詞と、ヘンデルの「救世主」を聴いたときの感激は、ハイドンをして一代の名篇「創造」を作らせる原因になった。ヘンデルの「救世主」に対してハイドンは涙を流して、「ヘンデルは最大の音楽家だ」と言ったと伝えられている。正直で善良なハイドンの魂が、ヘンデルに鼓舞されて、最後の大飛躍を遂げたことは想像に難くない。
ロンドンから帰ると、サロモンから受け取ったミルトンの「失楽園」から編集した歌詞に手を加えて独訳させ、畢生の情熱を傾注してその作曲にとりかかった。「この曲を作っている時ほど、自分は敬神的であったことはない」と言った、ハイドンの言葉はもっともなことである。この聖譚曲の敬虔雄麗な美しさは、古今、ヘンデルの「救世主」と比較されるだけで、幾多の人の心の糧となったかわからないのである。