일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면

아오조라 문고

工芸伎術に熱心

大阪と較べて見れば大変高い。加賀の金沢の鈴木儀六と云う男は、江戸から大阪に来て修業した書生であるが、この男が元来一文なしに江戸に居て、辛苦して写本で以て自分の身を立てたその上に金を貯えた。凡そ一、二年辛抱して金を二十両ばかり拵えて、大阪に出て来て到頭その二十両の金で緒方の塾で学問をして金沢に帰た。是れなどは全く蘭書写本のお蔭である。その鈴木の考では、写本をして金を取るのは江戸が宜いが、修業するには如何しても大阪でなければ本当な事が出来ないと目的を定めて、ソレでその金を持て来たのであると話して居ました。

工芸伎術に熱心夫れから又一方では今日のように都て工芸技術の種子と云うものがなかった。蒸気機関などは日本国中で見ようと云てもありはせぬ。化学の道具にせよ、何処にも揃ったものはありそうにもしない。揃うた物どころではない、不完全な物もありはせぬ。けれども爾う云う中に居ながら、器械の事にせよ化学の事にせよ大体の道理は知て居るから、如何かして実地を試みたいものだと云うので、原書を見てその図を写して似寄の物を拵えると云うことに就ては中々骨を折りました。私が長崎に居るとき塩酸亜鉛があれば鉄にも錫を附けることが出来ると云うことを聞て知て居る。