후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
そして南苑の白い梨花の径を忍びながら歩いては見まわした。
もう奥の内苑に近い。主の劉恢のいる棟やその家族らの住む棟の燈火は林泉をとおして彼方に見えるのであった。
「はて。これから先へゆく筈もないし」
関羽がたたずんでいると、ほど近い木の間を、誰か、楚々と通る人があった。見ると、劉恢の姪とかいうこの家の妙齢な麗人であった。
「……ははあ?」
関羽は自分の予感があたってかえって肌寒いここちがした。物事の裏とか、人の秘密とかには、むしろ面を横にして、無関心でいたい彼であったが、つい後から忍んで行った。
劉恢の姪という佳人は、やがて鮮やかに月の下に立った。辺りには木蔭もなく物の蔭もなく、ただ広い芝生に夜露が宝石をまいたように光っていた。
すると梨の花の径からまたひとりの人影が忽然と立ち上がった。それは花の中に隠れていた若い男性であった。
「オ。玄徳さま」
「芙蓉どの」
ふたりは顔を見あわせてニコと笑み交わした。芙蓉の歯が実に美しかった。
相寄って、
「よく出られましたね」
玄徳がいう。
「ええ」
芙蓉はさしうつ向く。
そして梨畑のほうへ、ふたりは背を擁し合いながら歩み出して、