후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
そして皇后となってからは何后といわれている。
そのため兄の何進も、一躍要職につき、権を握る身となったのである。
何進は、病帝をなぐさめて、
「ご安心なさいまし。たとえ如何なることがあっても、何進がおります。また、皇子がいらっしゃいます」といって退がった。
しかし、帝の気色は、慰まないようであった。
帝には、なお、複雑な憂悶があったのである。何后のほかに、王美人という寵姫があって、その腹にも皇子の協が生れた。
何后は、それを知って、大いに嫉妬し、ひそかに鴆毒を盛って、王美人を殺してしまった。そして、生さぬ仲の皇子協を、霊帝のおっ母さんにあたる董太后の手へあずけてしまったのである。
ところが、董太后は、預けられた協皇子が可愛くてたまらなかった。帝もまた、何后の生んだ弁よりも、協に不愍を感じて偏愛されていた。
で、十常侍の蹇碩などが、時々そっと帝の病褥へ来てささやいた。
「もし、協皇子を、皇太子に立てたいという思し召ならば、まず何后の兄何進から先に誅罰なさらなければなりません。何進を殺すことが、後患をたつ所以です」
「……ウム」
帝は蒼白い顔でうなずかれた。