후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
精悍な刺客の男は、驢車へ足を踏みかけて、短剣を引抜き、相国の大きな腹を目がけて勢いよく突ッかけて行ったのであったが、董相国にその剣を叩き落され、しっかと、抱きすくめられてしまったので、どうすることもできなかった。
「曲者め。誰に頼まれた」
「残念だ」
「名を申せ」
「…………」
「誰か、叛逆を企む奴らの与党だろう。さあ、誰に頼まれたか」
すると、苦しげに、刺客はさけんだ。
「叛逆とは、臣下が君にそむくことだ。おれは貴様などの臣下であった覚えはない。――おれは朝廷の臣、越騎校尉の伍俘だっ」
「斬れッ、こいつを」
驢車から蹴落すとともに、董卓の武士たちは伍俘の全身に無数の刃と槍を加えて、塩辛のようにしてしまった。
× × ×
都を落ちて、遠く渤海郡(河北省)の太守に封じられた袁紹はその後、洛陽の情勢を聞くにつけ、鬱勃としていたが、遂に矢も楯もたまらなくなって、在京の同志で三公の重職にある司徒王允へ、ひそかに書を飛ばし、激越な辞句で奮起を促してきた。
だが、王允は、その書簡を手にしてからも、日夜心で苦しむだけで、董相国を討つ計はなにも持たなかった。