후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
「行け」
袁紹は、壮なりとして、彼に杯を与えた。
兪渉は、ひと息に飲んで、
「いでや」とばかり、兵を引いて、敵軍のまっただ中へ駆け入ったが、またたく間に、彼の手兵は敗走して来て、
「兪渉将軍は、乱軍の中に、敵将華雄と出会って、戦うこと、六、七合、たちまち彼の刀下に斬って落された」
とのことに、満堂の諸侯は、驚いていよいよ肌に粟を覚えた。
すると、太守韓馥が、
「さわぎ給うな。われに一人の勇将あり。いまだかつて、百戦におくれをとったことを知らない潘鳳という者である。彼なれば、たやすく華雄を打取ってくるにちがいありません」
袁紹は、よろこんで、
「どこにおるか、その者は」
「たぶん、後陣の右翼におりましょう」
「すぐこれへ呼べ」
「はっ」
潘鳳は、召しに応じて手に大きな火焔斧をひっさげ、黒馬をおどらして、本陣の階下へ馳けて来た。
「いかさま、頼もしげなる豪傑だ。すぐ馳け入って、敵の華雄を打取ってこい」
袁紹の命に潘鳳はかしこまって、直ちに乱軍の中へはいって行ったが、間もなく潘鳳もまた、華雄のために討ち取られ、その首は、敵の凱歌の中に、手玉にとられて、敵を歓ばしめているという報らせに、満堂ふたたび興をさまし、戦意も失ってしまったかに見えた。