후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
董卓も、全家の歓待に、大満足な容子で、
「主人は、わが傍らにあがるがよい」と、席をゆるした。
やがて、嚠喨たる奏楽と共に、盛宴の帳は開かれた。酒泉を汲みあう客たちの瑠璃杯に、薫々の夜虹は堂中の歓語笑声をつらぬいて、座上はようやく杯盤狼藉となり、楽人楽器を擁してあらわれ、騒客杯を挙げて歌舞し、眼も綾に耳も聾せんばかりであった。
「太師、ちとこちらで、ご少憩あそばしては」
王允は誘った。
「ウム……」
と、董卓は、主にまかせて、護衛の者をみな宴に残し、ただ一人、彼について行った。
王允は、彼を、後堂に迎えて、家蔵の宝樽を開け、夜光の杯についで、献じながら静かにささやいた。
「こよいは、星の色までが、美しく見えます。これはわが家の秘蔵する長寿酒です。太師の寿を万代にと、初めて瓶をひらきました」
「やあ、ありがとう」
董卓は、飲んで、
「こう歓待されては、何を以て司徒の好意にむくいてよいか分らんな」
「私の願うようになれば私は満足です。――私は幼少から天文が好きで、いささか天文を学んでおりますが、毎夜、天象を見ておるのに、漢室の運気はすでに尽きて、天下は新たに起ろうとしています。