후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
三
と、この由を、都洛陽へ伝令した。
洛陽の空気もこのところ決して楽観的なものでなかった。呉からうけた一敗の打撃はたしかにこたえている。蜀に全力を傾けんか、呉のうかがうものあらんことが思われ、呉へ向わんか、蜀のうごきが見遁しがたい。そういう精神的な両面戦への気づかいに加えて、先頃の曹休が招いた大敗とは、すくなからずその自信を失墜させていた。
「――果たして、孔明はまた襲ってきた。長安の一線を堅守して、国防の完きを保つにはそも、たれを大将としたらよいか」
魏帝曹叡は、群臣をあつめて問うた。席には、大将軍曹真もいた。曹真は面目なげにこういった。
「臣、さきに隴西に派せられ、祁山において孔明と対陣し、功すくなく、罪は大でした。ひそかに慙愧して、いまだ忠をぶることができないのを辱かしく思っております。ところが、近ごろ一人のたのもしき大将を得ました。彼はよく六十斤にあまる大刀を使い、千里の征馬に乗ってもなお鉄胎の強弓をひき、身には二箇の流星鎚を秘し持って、一放すればいかなる豪敵も倒し、百たび発して百たびはずすことがありません。――ねがわくはこの者こそ、このたびは臣の先鋒にお命じ賜わらんことを」