후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
また内治の根本は吏にありとなし、吏風を醇化し吏心を高めさせた。吏にしてひとたび涜職の辱を冒す者あれば、市に曝して、民の刑罰よりもこれを数等厳罰に処した。
「口舌を以ていたずらに民を叱るな。むしろ良風を興して風に倣わせよ。風を興すもの師と吏にあり。吏と師にして善風を示さんか、克己の範を垂れその下に獺惰の民と悪風を見ることなけん」
孔明はつねにそういっていた。かくて三年の間に、蜀の国力は充実し、朝野の意気もまったく一新された。
「――三年経ちました――。尺蠖の縮むは伸びんがため。いまようやく軍もととのいましたゆえ、六度征旗をすすめて中原へ出ようと思います。ただ臣亮もはや知命の年齢ですから、戦陣の不常どんなことがあろうとも知れません。……陛下も何とぞ先帝の英資にあやかり給うてよく輔弼の善言を聞き、民を慈しみ給い、社稷をお守りあって、先帝のご遺命を完う遊ばさるるよう伏しておねがい致しまする。――臣は、遠き戦陣におりましても、心はつねに陛下のお側におりましょう。陛下もまた、孔明はここにあらずとも、常に成都を守っているものとお思い遊ばしてお心づよくおわしませ」
後主劉禅は、孔明がこう別れを奏してひれ伏すと、何のことばもなくしばし御衣の袂に面をつつんでいた。