일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

車掛り

要は、臨機の気転にあるといってよい。

車掛り

――すわこそ、謙信、山を降りたか。

この愕きは、たしかに、信玄の胸の中にはあった。

けれど、彼の眉は動じない。

しかも直覚していたのである。事態の重大なることとその急とを。

「…………」

浦野民部左衛門の報告を聞き取ってから、一瞬、彼はその大きな眼を、瞼の中でぎょろりと動かした。ふふうむと、鼻腔から洩る息が聞える。そして、右手の軍配の柄が膝を離れたと思うと、

「室賀入道。念のために、もういちど物見をして来い。――謙信ほどな大将が何とて、二十日に余る陣を捨て、一戦も交えず国へ引揚げるはずはない。しかも夜前より千曲を渡りいまなお、この附近に夜を明かしてあるからには、ただの退陣とは心得られぬ。――民部が見違えと思わるる。疾く参って再度、謙信が備えの態を見極めて来い」

と一隅にいた者の顔を指して命じた。

「はっ。見て参ります」

室賀入道は、地侍だ。この辺の地理に詳しい。駒の背にとびつくや否、一鞭加えて馳け去った。信玄は続いてすぐ原隼人正を呼び、また山本勘介入道道鬼を呼び、床几の左右へ近々とふたりをさし招いて、何事か忙しげにささやき合っている。