후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
六
我々は容易に国固有のもの、もしくは昔通りの食物というものを、知っているとは言えないのである。
六
米を水に浸し柔げて後に、臼で粉に搗くということの第二の便宜は、また是をもって色々の物の形象を作り得る点にあった。今日のいわゆるシンコ細工は、一旦米の粉を煮てから作るのだが、それでは油でも用いないと手にくっついて仕方がない。生粉の水練りならば水を使うから、取扱いがずっと便利なのであった。自分などはそれが粢というものの最初からの特徴であったと思っている。日本人の食物の中で、最も古くから文献の上に見え、一方にはまた北海道の原住民の中にも、採用せられているのがシトギという語であるから、その使用は近世まであったと言ってよいのだが、存外に多くの日本人はこの語の意味内容、もしくは是と餅との関係を早く忘れてしまっている。たまたまその語を用いる土地が有っても、是を用いるのはある限られたる場合だけである故に、それが一般的なる前代生活の残留破片であるとまでは心づかない。何処でもわが土地ばかりの方言と心得て、有りもせぬ標準語の対訳を見つけるに苦しんでいる。その事自身がすでに驚くべき変遷であった。