일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

四

のさらに進化したもので、勿論二百年前の酒飲みたちの、夢にも想像しなかった便利な器だが、一方そのために酒の飲み方が、非常に昔とちがった、だらしのないものになった。酒を飲む者の目的または動機が、おそらくこの陶器の酒盃の出現を境として、一変してしまったろうと思われる。徳利は或いは独立して、酒を温める用途にもう少し早くから行われていたかも知れぬが、少なくとも盃洗などというものはその前には有り得なかった。是で盃を濯ぐことをアラタメルと謂ったのも、もとは別の盃にするという意味で、「金色夜叉」の赤樫満枝という婦人などが、「改めてございませんよ」と謂って、盃を貫一にさしたのを見ても判るように、本来は同じ盃の中のものを、分ち飲む方が原則だったから改めなかった。それを今日は見事に飲み乾すのをアラタメルのだと思う者さえある。是ほどにもまず以前の仕来りを忘れてしまっているのである。

四

支那の文人などには、独酌の趣を咏じた作品が古くからあったようだが、此方では今でも普通の人は酒に相手をほしがる。一人で飲むにも酌をする者を前に坐らせ、また時々はそれにも一杯飲ませようとする。