일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

あらたへの藤江の浦にいさりする海人とか見らん旅行く我を

という古い歌があるのを見れば、上古の言葉で「和布」「麁布」と書いたニギタヘ・アラタヘの麁布も、フヂで作ったものだったということが判る。或いはまた「栲衾新羅の国」などとも謂って、白いという枕詞にこのタクの衾を用いていたのを見ると、是はおそらくは染めずに着たもので、今日謂うところの生麻などと同じく、繊維の性質がもと染物とするには適しなかったものと思われる。

或いはまた「神代巻」の須勢理姫命の御歌にも、「むしぶすま柔やが下に、たくぶすまさやぐが下に」ともあって、ムシの衾が肌に柔かに当る寝具であるに対して、このタクの衾の方はがさがさとした、今で言えば糊のこわい木綿夜具、またはさらに以上のものであったらしい。しかしこれと比べて柔かいなと言われたムシブスマとても、蕁麻で製したとすれば相応にこわ張ったものであった。それよりももう一層粗いというのだから、いかに上古の上の生活が、柔弱ということの反対であったかもわかる。是でこそ我々の遠祖の肌膚が丈夫で、風邪などいうものを知らなかった原因も突き止められるのである。