일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

五

最々近の発明にかかる改良である。それから座敷の正面の床の間、これなども少しも固有の風ではない。多分は帳台の一変形であろうと私は思っている。以前の民家の建築においては、帳台すなわち寝床の地位である。家の者の夜は上がって寝る場所に、今日は臍を出した布袋さんなどを安置して悦んでいるのだ。またその床の間の前へ、迷惑がる客人を押し上げて坐らせる風がこの頃はできたが、以前はそんな辞儀をせずとも、主客の坐位はちゃんときまっていたことは、囲炉裏の四方の名称を聞いてもわかる。是は一つには建築の進歩で、客殿と住居とを一つ棟の下に作ることのできた結果であり、また一つには足利時代の社会相として、主人が頻繁に臣下の家に客に来ることになって、我家を主人よりももっとえらい人に使わせることになったためでもあって、つまりは坐り方の変遷と関係の深いものであると思っている。

五

是に限らず、全体に近代の当世風の中には、愚劣なる生活改善が多かった。それを後生大事に守って、変革を敵視する保守派などは、嘲笑以外の何物にも値しない。ついこの頃までの世間並、殊に婦人の方面の生活様式のごときは、よくいえば御殿風だろうが、悪くいえば後宮式である。