일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さんごくし

三国志(一)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면

아오조라 문고

中にいた番卒や督郵の家来たちは、逃げおくれて、幾人かその下敷になった。張飛は、豹の如く、その上を躍り越えて、

「督郵はどこにいるかっ。督郵に会わんっ」と、咆哮した。

番卒たちは、それと見て、

「やるな」

「捕えろ」と、さえぎったが、

「えい、邪魔な」

とばかり張飛は投げとばす、踏みつぶす、撲りたおす、あたかも一陣の旋風が、塵を巻いて翔けるように、役館の奥へと躍りこんで行った。

折から勅使督郵は、昼日中というのに、帳を垂れて、この田舎町のひなびた唄い女などを相手に酒をのんでいたところだった。

淫らな胡弓の音を聞きつけて、張飛がその室をうかがうと、果たして正面の榻に美人を擁して酔いしれている高官がある。まぎれもない督郵だ。

張飛は、帳を払って、

「やいっ佞吏、腐れ吏人。よくもわが義兄玄徳に汚名をぬりつけ、偽罪の訴状を作って都へ上せたな。先頃からの傲慢無礼といい、勅使たる身がこの態たらくといい、もはや堪忍はならぬ。天に代って、汝を懲らしめてやるからそう思え」

眼は百錬の鏡にも似、髯はさかしまに立って、丹の如き唇を裂いた。

「――きゃっ」と、胡弓や琴をほうりだして妓たちは榻の下へ逃げこんだ。