후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
ともあれ、ここは静かに、成行きをご覧あそばしませ」
そのうちに、城門外では、ひと合戦終ったか、矢叫びや喊声がやんだと思うと、寄手の内から一人の大将が、馬を乗出して、大音声にどなっていた。
「逆賊李にいう。――天子は天下の天子なり、何故なれば、私に、帝をおびやかし奉り、玉座を勝手にこれへ遷しまいらせたか。――郭、万民に代って汝の罪を問う、返答やあるっ!」
すると、城内の陰から李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)、さっさっと駒をすすめて、
「笑うべきたわ言かな。汝ら乱賊の難を避けて帝おん自らこれへ龍駕を奔らせ給うによって、李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)御座を守護してこれにあるのだ。――汝らなお、龍駕をおうて天子に弓をひくかっ」
「だまれっ。守護し奉るに非ず、天子を押しこめ奉る大逆、かくれないことだ。速やかに、帝の御身を渡さぬにおいては、立ちどころに、その素っ首を百尺の宙へ刎ねとばすぞ」
「なにをっ、小ざかしい」
「帝を渡すか、生命を捨てるか」
「問答無用っ」
李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)は、槍を振って、りゅうりゅうと突っかけてきた。