후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
梨のつぶてであった。――けれど、それからわずか七日の後、黒布につつまれた柩車と、白い旗や幡を立てた寂しい兵列が、哀愁にみちた騎馬の一隊にまもられて、ひそかに長安のほうへ流れて行った――という知らせが物見の者から蜀の陣に聞えた。
「彼は遂に死んだ」
孔明は明言した。そして、
「やがて今までにない猛烈な軍容をもって魏が攻撃を取ってくるにちがいない。夢々、油断あるな」
と、諸軍へいましめていた。
魏の中には、こういう言が行われていた。――孔明は書を以て曹真を筆殺した――というのである。事実、重病だった曹真は、彼の戦書を一読したせつなから極度に昂奮して危篤におちいり、間もなく果てたものだった。
これが魏宮中に聞えるや、魏帝と門葉の激昂はただならぬものがあり、蜀に対する敵愾心は延いて現地の首班司馬懿仲達への激励鞭撻となって、一日もはやくこの恨みを報いよと、朝命ぞくぞく陣へ降った。
仲達は、孔明に、さき頃の戦書の答えを送った。
(曹真亡けれど、司馬懿あり。軍葬のこと昨日に終る。明日は出でて、心ゆくまで会戦せん)
孔明は一読、莞爾として、
「お待ちする、よろしく」
とのみ口上で答え、返書はかかず言伝だけで敵の軍使を帰した。