일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

――念彼観音力、刀刃断々壊――などという声は乱軍中にはまま聞えるものであるし、わが先祖のうちで心に銘じている名を呪文のように連呼する若武者もあり、そうかと思うと、薪でも割るときの懸声みたいに「ワッショッ」と喚いたり「ヤアッ、ホイッ、ヤアッ、ホイッ」と大船の櫓でも漕ぎ出すように斬りこんで来る猪武者もある。

何しても、意識無意識のべつなく、ありとあらゆる声を放つ。そのあいだに立ち交じって、敵の気を移らせ、味方の士気を奮い立たすような正しい言葉を――機微適切な突嗟に――いえるような侍ならば、それはよほど千軍万馬往来の士か、胆略ふたつながら併せ持っている相当な人物だということができよう。

それはともかくこの日はまた、午過ぎから烈風が吹き出していたので、敵味方とも人馬の影は、濛々迷々と砂塵に煙り、夜かと思えば、日輪が空にあったと、後にそのときの思い出を人々も語っているほど、ひどい砂煙がこめていた。

軍馬の蹄が、滅茶滅茶に土を掘り返し、その土をまた兵が蹶立てるからである。

で、なおさら混乱を加え、それへさまざまな流言が飛び交うので、武田方の内にも、上杉勢の方にも、この前後にだいぶ同士討すらあった。