일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

謙信の憂えていたのも、退口退口と頻りにつぶやいたのも、その点に気がかりがあったにちがいない。

もっとも、味方の諸部将とて、みなこの川すじの深浅は心得ている。が同時に、それくらいな常識は武田方の諸将にもある。

従って、いまや優勢な位置に立った敵側としては、極力、その鋭鋒と包囲形を、犀川の下流へと向けているものと思われる。

謙信とその旗本以下、およそ百余人は、まず、謙信をあとに残して、先に十名ほどの下士が槍を杖にしてざぶざぶ川へ入って行った。浅瀬を捜って主君の道を導くためである。

ところが、それらの水先案内が、突然、川の中ほどでしぶきをあげて仆れた。

鉄砲ではない。

近くで、弦なりが響いた。――と思うまに、武田太郎義信を主将とした甲軍の精鋭が、

「つつめっ」

「先を取れ」

疾風のように急襲して来た。それは前に襲撃をうけた高坂隊の一組などとは比較にならないほど血腥い突風を持っていた。いや狂気に近い怒りをすら帯びていた。

一部は、脛まで水に入り、謙信はなお河原にいた。当然、水けむりを立てて、川の者も取って返した。

竹俣長七は、はや一人の猛敵と、斬りむすび、斬り伏せ、すぐ次の敵と組み、もんどり打って、水際までころがってゆく。