일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

「――見えないはず、彼は和睦のお使いとして、ひそかに甲州へ赴いている」

と、声を大にして告げたのだった。

そう物事には愕かない面がまえばかり揃っていたが、これには唖然というよりは、頭上から磐石でも加えられたように、ぐっと、いちど息を呑んでから、眼を大きくして、

「えっ。ほんとか」

と、いった。

「かような重大事が、戯れに口に出せようか」

と、図書之助は、大小にかけていいきった。

かれのことばによれば、かれの叔父にあたる黒川大隅守も先頃からいなくなっている。病中病中といっていたが不審のかどがあるので、従弟妹にあたる娘をおどかしてついに真相を聞き出したというのである。

「では、斎藤下野について、黒川大隅も甲州へ行ったというのか」

「さればだ。密々、下野に正使を仰せつけられ、副使には黒川大隅が添い、もう十日も前に、この春日山を出立しているという」

「……知らなかった」

「知れようわけはない。もし漏れては、家中の異論や動揺まぬがれ難しと案じて、老臣衆が相計って、極秘裡にお使者を甲州へ遣ったものらしい」

呆れはてて次のことばも吐けないでいる顔ばかりだった。――が、そのまま冷却できるような薄い血の気ではない。