후리가나로 읽는 일본 고전
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うえすぎけんしん
上杉謙信
吉川 英治
吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면
――その時の、謙信のすがたを、部将たちは、もういちど眼にえがき直していた。
「各※(二の字点、1-2-22)も知るがごとく、信玄の戦ぶりは、つねに重厚に軍をたたみ、深く内に潜んで、旌旗をうごかすや敏、転ずるや速。そして容易にまた動かず、もっぱら深慮遠謀、いやしくも軽々と兵を用いぬ大将である。天文以来、すでに幾回、干戈のあいだにまみえても、容易に、彼の中核を粉砕しあたわぬも、つまりは彼の用兵の妙と、その智謀の並ならぬにある。――一挙、そういう敵に迫り寄って、無二の一戦をなさんには、到底、尋常一様な兵略をもっては難しい。かえって彼に謀られるのみである。――謙信、若年なるがために、このたびのわが行動を、無謀とも案じるのであろうが、怪しむをやめよ、謙信は決して、軽躁、功をあせっているのではない。人の眼に、九死一生の重地とも思わるるところまで、敢て軍を入れたのは、信玄に対し、これを何と解くや? 禅の一案を、我れから彼に示したのじゃ。彼の解く禅機、われの信ずる禅機、それによる変と動き、それらの事は、口をもってはいい難い。――そのときわが軍配に見よというしかない」