일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うえすぎけんしん

上杉謙信

吉川 英治

吉川 英治의 上杉謙信(うえすぎけんしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,102자 · 256화면

아오조라 문고

と、明言した。

信玄の面に、一瞬ではあったが、慄然とした気泡が泛いた。それの去ったとき、彼は、数日来の疑問を解いていた。謙信の心態がある程度、信玄の心に映じていたのである。

「伝右、伝右。――初鹿野伝右衛門やあるっ」

旗本たちの詰めている幕のうちへ向って、信玄の声がしたのは、それから間もなくであった。

「――おりまするっ」

伝右衛門は、風吹く幕の裾を走りくぐって、すぐ信玄の床几の前にひざまずいた。

「伝右か、使いに行って来い」

無造作であったが――

「寄れ、近く」

と、その威光のある眼がさしまねいたので、伝右は、何か、はっとした感じをうけながら膝がしらで、だだと床几へ近づいた。

「妻女山まで」

――後は、何を命じたか、その囁きはあまり小声で聞えなかった。もっとも信玄の側にはその時、幕将も祐筆もことごとく遠ざけられていたのである。

程なく、初鹿野伝右衛門は、敵の妻女山へ行って、謙信と会うべく、使者たる盛装を凝らしていた。

陣羽織も更え、下帯まで新たにして行った。戦場の使いであるだけに、血ぐさい身装や血汐の痕などは、殊更に注意して避けるのだった。もちろん敵の本営中で万一という場合に備えての、死の「身ぎれい」