일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면

아오조라 문고

現に私なども、カルーソーを一枚求めると、電話口へ蓄音機を持って行って、友人へカルーソーを放送して聴かしたことなどもある。その頃は電話は度数制でなかったし、交換手嬢もあまりやかましく言わなかったものだ。

辰野隆博士が帝大の法科学生だった頃、あの運動場の日向で、友達へ伊十郎の『勧進帳』十何枚かを放送して聴かせる話をしていたように記憶している。明治四十二、三年のことのように思うが、その頃の電話の暢気さがほほ笑ましく思い出される。

カルーソーのレコードのうち、電気再生して、日本ビクターで売り出したのは、九枚十八面に及んでいる。これに完全にプレスされた旧吹込盤を蓄音機にかけ、伴奏だけを実演でダブらせて、電気に吹込み直しをしたものらしく、伴奏をダブらせる手加減と、その楽員の配置、マイクの距離などが、非常にむずかしいものだろうと思う。

しかし電気再生の成績はなかなか優秀で、管弦楽が活き活きと美しく入ってくるばかりでなく、カルーソーの声までが、弾力と光輝とを加えて、昨今吹込んだものとあまり変りはない。願わくはこの方法を(テトラツィーニは既に試みたが)、カルーソー以外の名歌手たちにも試み、骨董レコードの優秀品に新しい生命を吹込んで貰いたいものである。