후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
カルーソーのレコードは、一九二五年のビクター目録には百五、六十面を載せているが、私の知っているのだけでも、このほかにまだ十面ぐらいはある。恐らく二百面前後がその総量であろう。
カルーソーのレコードは一時ビクター会社の米櫃になったもので、カルーソーの死後その遺族の受取った印税は年額二十万円乃至五十万円に上ったということであった。日本の流行小唄歌手の印税などは、羨望の的になった時代もあるようだが、カルーソーのそれに比べると物の数でもない。
カルーソーの極めて初期のレコードは、黒盤であったということであるが、それは私も見たことがない。私はかなり古いカルーソーのレコードを持っているつもりだが、黒盤を持っていないのは、今でも重大な物足りなさを感じている。
カルーソーのレコードが、最初日本へ来たのは、大正の初め頃であったろうと思う。赤盤片面一枚三弗の時代は、日本の小売相場は七円五十銭で、一弗七十五仙均一になってから、四円五十銭に値下げされた。当時のファンはカルーソーのレコードを一枚か二枚所有するのが、恐ろしい見得で、少々大袈裟に言えば、千里を遠しとせずして、カルーソーの新盤を聴きに行ったものだ。