일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

へちょうど、頼んでやった肌着や腹巻もできて来た。

それを、枕元において、武蔵は眠りについたのであったが、ふと老爺が真夜中に眼をさましてみると、裏手の井戸ばたで、誰かさかんに水を浴びているような音がする。何気なく覗いてみると、武蔵はもう寝床をぬけて、月の光の下に沐浴を済まし、宵にできた真っ白な晒布の肌着を着、腹巻をしめ、その上に、いつもの衣服を纒っているのであった。

まだ月もそう西へは傾っていない。――今頃からそんな支度をしてどこへ? と老爺がいぶかって問うと、いや、先頃から洛中洛内を見、きのうは鞍馬にも登って、もうこの京都にも少し飽いた気がするので、これから暁の路をかけて、月の叡山に登ってゆき、志賀の湖の日の出を拝んで、それを鹿島立ちに、江戸表へ下向してみようと思い立った。――そう思い立つと、眼が冴えてしまい、おまえを起すのも気の毒と思ったから、旅籠賃や酒代も、枕元に包んで置いてある。少ないが、あれを納めてくれ。また、三年後か四年後か、京都へ出たらおまえの家へ泊りに来よう。

――武蔵はそう答えて、

「おやじ、後を閉めておいてくれよ」

もうすたすたと、横の畑道から廻って、牛糞の多い北野の往来へ出て行くのだった。