일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

シンコに比べると餅の方は殊に細工を施し得る間が短い。故に今では丸餅や熨斗餅などの、至って単純な物しかできなくなったのである。是が生粉であるならばゆっくりといかなる形の物をでもつくね上げ得たのは当然である。問題はいわゆるオスガタを作る手段よりも、いかにしてそういう色々の物の形を、現わさなければならぬと考えたかの、動機如何という点に存在する。注意をして見ると我々の晴の日の食物は、単に是がために時と労とを費しただけでなく、その形態にも幾通りかの計画が有り意匠があった。一つの顕著な例は三月の桃節供に、必ず菱形の餅を飾ることである。是を桝形の餅とも称して、奥州では正月に人の家に贈る餅の、定まった一つの形となっていた。出羽の方の正月には、昔からヲカノモチというものが、家族一人に一つずつ作って歳棚に飾られていた。是は楕円形で中程に指で窪みを附けたものであるという。東京でも婚姻の祝に配る鳥の子または鶴の子というのが、一部分是と似ている。つまりそれぞれの機会に対して特殊の形というものがあって守られたのである。その中でも特に私たちの注意しているのは、五月端午の節供に作られる色々の巻餅が、必ず上を尖らせた三角形に結ばれたことである。