후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
誰が亭主ということもなく、会衆が均等に入用を分担するのを例としている。後者はこれに比べると起こりは新しいのだが、今まで親しみの無かった他処の人たちと、まず共同の飲食に由って心身の連鎖を附ける趣意で、必要はかえってこの方が大きかった。中世の武家移動以来、優れた異郷人の訪問が田舎にも多くなり、是についで部落外の婚姻が起こって、そのための酒盛りは特に盛大とならざるを得なかった。旅人が駅や港にきて酒を飲んだのも、やはり多くは短期の婚姻のためであって、濫用には相違ないが是も一つの晴であった。酒盛りには必ず肴を伴のうた。歌や舞なども御肴と謂っていたが、それ以外にも特に技芸を加えた食物を肴にしたので、料理はもっぱら是に由って発達した。簡素を生命とした茶湯の席でも、客は客だからその食品を精選しなければならなかった。殊に珍しい賓客に対しては、ヒノトリモチと称して是非暖かいものを食わせなければならなかった。吸物・あつ物を膳の上に添えることが、款待のしるしとなったのもその結果で、他の民族でも同じことかと思うが、日本の食物が近世に入って、次第に温かいものまたは汁気のものを多くしたのも、誘因はこういう接客法にあった。