일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

曾良の描き出した四五人の一群は、またまったく別の途を歩んでいたのである。そこで改めて文字通りの遊女、すなわち旅行をもって生を営む婦女に、どういう種類の者があったかを考えてみると、越後は昔も今も女たちの旅に出る国であった。絣の仕事着に足ごしらえ甲斐々々しく、菅の褄折笠と小荷物を引き背負うて、薬を売ってあるく娘どもは、あまりに眼の前のことだから批判もできないが、彼らの職業にも歴史は有るらしい。それ以前にも三味線を肩に載せ、足駄ばきにねエさん被りなどという異様な行装で、春の野路を渡り鳥のごとく、わめきつれてくる盲女の群があって、是も尋ねるとみな越後から来たと謂っていた。実際は行く先々で補給せられ、縁が有れば一地に定住もしたと見えて、今ではその末流とも見られる者が、鑑札を受けて立派に東京で飯を食っている。自分らが目撃しているのは、無論頽廃を極めた最後の姿であって、以前は統制ある一つの組織を具えていた。私の知るかぎりでは諏訪にも松本にも、また静岡にもそれぞれの記録があるが、上越後では高田を中心としたものが有力であった。布川信次君がその生き残った老女を尋ねて、彼らの記憶する作法や規約を聴き出している。